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タケノコ

生態

日本でタケノコは主に孟宗竹(モウソウチク)の若芽を指しますが、破竹(ハチク)や真竹(マダケ)の若芽もタケノコの一種です。

(分類)

単子葉類イネ科 多年草植物 

タケは草なのか木なのかは議論が分かれます。

(繁殖方法)

一般的には地下茎による栄養繁殖で繁殖します。

60~120年に一回イネに似た花が咲き、種子を残して一斉に枯れると言われています。

歴史 

食用の孟宗竹は中国が原産地。
18世紀に台湾を経て琉球へ。そして琉球から薩摩へ二株だけ入ってきたのが最初でした。
それが日本全国に大きく広がりました。

繁殖力が強く生態系を乱すので「竹害」が問題になっています。

日本に昔から自生していたのは真竹や淡竹なので、竹取物語登場する竹は一般的にイメージする竹より細い竹になります。

流通

(旬)

3~5月


(産地)

福岡、鹿児島、熊本、京都が主な産地です。京都はブランドタケノコとして有名です。
産地のタケノコは肥料を与えて土やワラをしいたりしてしっかり管理していまが、自生しているタケノコを採取して販売する事も多いです。(弊社のタケノコも自生のタケノコを採取したものを持って来てもらっています。)

販売

やはり新鮮さが求められます。朝どりかどうかを聞かれる事が多いです。
アク抜き用の米ぬかも必要とされますが、筍の時期には田舎の精米所の米ぬかの争奪戦になります。
最近ではアク抜きの手間を惜しむ人が増えているので、水煮の需要が増えています。

栄養

不溶性の食物繊維、カリウム、チロシンが含まれています。

食べ方

採れたてのものはアク抜きしないで食べられますが、時間が経つにつれアクやエグみが増えてくるので米ぬかなどを使ってあく抜きをします。
煮物などで美味しいですが、シーズンに1度はタケノコごはんを食べたいですね。