「地球の中心は太陽系の果てより遠い。」といいます。
冥王星まで観察できるようになっても地球の中心はまだはっきりと分からないそうです。
それを地震波などで内部を推測するのはおもしろいです。
表紙の絵のように地球のマントル上部に緑鮮やかなカンラン石は印象深いです。
また、広大な海の水でさえ地球の中ではたったの0.2%水滴という表現は
地球のとてつもない大きさをイメージできます。
我々が耕している土壌はそのごく表層だといえます。
その土壌は岩石が風化せれた粒子に微生物、動植物が住み着き、
その排泄物や死骸(有機物)が堆積して混ざったものと書かれています。
そして、その岩石が何なのか?についても書いてあっておもしろかったです。
ただ、地球はもっと生物的な側面もあるのではないのか?という期待は持っていましたが、
これを読んだ感想では「物体」というイメージになりました。