「栄養学分野のアインシュタイン」と称される世界的権威。T・コリン・キャンベルの著書。上、中、下巻あるうちの上巻です。
「正しく食べることこそが、あなたの命を救う」
と著者は主張しています。
著者が手掛けた「史上最大の疫学調査」と呼ばれる「チャイナプロジェクト」
中国全域でアンケートと血液検査、尿サンプル、食べているものの直接調査、食べ物のサンプル分析などを行ったらしいです。
それによって癌は主に遺伝的特徴によるものでなく、環境やライフタイトル原因で生じると結論づけたそうです。
また、欧米の食とも比較して「タンパク質神話」「肉への崇拝」に対して疑問を述べています。
逆にプラントベース(植物性食品中心)の食事摂取による健康効果を主張しています。
動物性食品は腫瘍を成長させ、植物性食品は腫瘍を減少させるとも書かれています。
また、食物繊維の重要さ、植物の抗酸化物質のありがたさ、ホールフード(まるごとの野菜や果物)を食べるべき、精製された炭水化物や高度に加工生成された食品は避けるべきという話は他の作者の著書でも共通する話なので大事な事だと思いました。