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山内青果店の価格設定(BtoCバージョン)

  • 2022年3月10日
  • 2022年3月10日
  • ビジネス
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価格設定について考える機会があったので当店の価格設定についてまとめてみました。 たいして儲かりませんがマネしたい人はしてください(笑)

サービス内容

産地直送の青果販売卸(8年目)  産地から都市部に移動し、日替わりで場所を変えて販売するスタイル。 ※少し特殊なスタイルなので普通の青果店さんとは違う部分が多いかもしれない。

価格についてのポイントは?

・野菜は生活必需品であるので高く売るのは難しい。
・安いもの、価格の割に品質がよいものがあれば人が集まる。
・果物と加工品は高く売れる場合もある。

実際にどのように価格設定しているか?

「仕入値からの設定」と「売れる値段からの設定」2方向から設定している。

仕入値からの価格設定

直接仕入れと市場経由の仕入れで変わってくる。 

○直接仕入の場合(相場に関係なく仕入れ値は一定)

粗利率30%~40%(粗利=売上−仕入)

ポイント
・直接仕入れの商品は差別化になるから大事。
・出荷してもらうには生産者からの信用が大事。
・信用を得るためには数量を売るのも大事。
・利益率低くても数量が売れる方法をとる場合もある。
・相場に関係なく価格が一定なので相場が安くなったときは利益率を下げる。原価で販売する事もある。
・相場が上がったら利益率を上げる。
・必要な分だけ発注するので廃棄率は低い。

○市場仕入の場合(相場に左右される仕入)
※地方卸売市場での話。生産者が直接市場に生産物を持ち込んでセリで値段が決まる。

粗利率40%~50%

ポイント
・色んな生産者が独自に持ち込めるので規格がバラバラ。
・需要が高いものは高く、低いものは安くなる。
・高くなりすぎて原価や赤字で売る事になる場合もある。
・相場が崩れた時はめちゃくちゃ安くなる。
・工夫次第で安く仕入れたものを高く売れる場合もある。
・悪いものを仕入れてしまい、ほとんど捨てる事になる場合もある。
・必要でないものも買わないといけない場合があるので廃棄率は高くなる。

※全体の粗利は40%ほど。そこから都市部に運ぶ物流費が10%、廃棄値引ロス10%、その他経費10%、残るお金は10%ほど。

売れる値段からの価格設定

・自分ならいくらてで買うか?できるだけ高い価格をイメージ
・競合と比較(主に近所のスーパー)
・相場、豊作不作具合で予想する(中央卸売市場市況、農水生育情報、SNSによる生産者の1次情報)
・数量売りたいものは少し安い値段設定。
・付加価値があるもの(オーガニック等)は少し高い値段設定(相場の1.2倍ほど)
・日持ちしないものは高く売りにくい。
・日持ちするものは高く売りやすい。
・鮮度の良い商品を保つために古くなったものは素早く値引きする。(たまに高く売る→売れない→品質が落ちる→品質が悪くて高いというお店を見かける事があるが、悪い見本として勉強させてもらっている。)

まとめ

なかなか儲からない業種だと思っています。

「ヒトはムダなものにはお金を使い必要なものにはお金を使わない。」

という言葉の通り、生きるのに必要なお米は野菜はなかなか高く売れません。

もし儲けるたいのなら、ここからワンステップ、ツーステップした方が良いのかもしれません。