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「第三章 女性牛飼いの章⑨」~助成金をもらって土地を借りる~

その頃、交友関係も広がって助成金をもらってうまいことしている人と知り合うことが増えてきました。

「僕も1回くらいもらいたいな」と思っている時にチャンスをもらいました。

高齢者を雇用するビジネスを作るともらえる助成金です。

女性牛飼いさんのお姉さんが高齢者に該当するので、お姉さんが仕事をするビジネスを始めることにしました。

女性牛飼いさんの家には使っていない業務用の「食品乾燥機」がありました。

それを使って乾燥野菜を作るビジネスを始めることにしました。

その加工場として3坪くらいのコンテナハウスを買いました。

それを土地を所有している女性牛飼いさんの土地に置かせてもらいます。

ちょうどいい土地がありました。

国道沿いで騒音はありますが、広さはちょうどいいです。そこに決めました。

そこで、「こんないい土地山内くんやから貸すんやで!」と恩着せがましく言ってきます。

しかし、隣の角地で倍くらいの面積がある土地はゴミ処理業者に同じ値段で貸しています。

女性牛飼いさんに対する不信感が強くなってきました。

「第三章 女性牛飼いの章⑩」~助成金の誘惑~につづく