3流格闘家だった「パンチィー山内」が引退後、就農を目指すも数々の失敗を繰り返してきた話を書きます。
第三章は女性牛飼いさんでの話です。
そのころ、日本の最低賃金はすこし増えました。
「最低賃金が上がったから給料増やしてください。」
女性牛飼いさんにお願いしました。
すると、
「農業は特別やからいいんや。」
と言います。
そうだったのか?
調べてみると、たしかに農業には労働基準法が適用されない項目があるようです。
そこには、「農業は残業手当を与えなくてもよかったり、休憩をあたえなくてもよかったり、 休日をあたえなくてもよかったりする場合はある」とは書いてありましたが、
「最低賃金は守らないといけない」
と書いてあります。
女性牛飼いさんは勘違いしているようです。
なのでそれを説明しました。
でも、
「そんな事はない!農業は特別や!」
信じてくれません。
今まではお金を払って働いたり、お金をもらわず働いたりしてきたので、それよりかはマシかと思いながら半分ボランティアのつもりで仕事をつづけました。
でも、 ここで働くのが嫌になってきました。
「第三章 女性牛飼いの章⑱」~助成金をもらって土地を借りる~につづく