3流格闘家だった「パンチィー山内」が引退後、就農を目指すも数々の失敗を繰り返してきた話を書きます。
第二章は定年後にのんびり農業している農家さんの元で働く話です。
農家のおじさんとケンカ別れしてしましました。その後、この農場に悲劇が襲います。
農家のおじさんの農場で働いていた70代のおじさんが交通事故で亡くなりました。
即死だったらしいです。
一緒に働いた仲でしたのでショックでした。
香典だけでもと思って、香典を農家のおじさんのもとに預けにいきました。
そこに第一章の悪い有機農家のおじさんがやってきました。
そこでなんと!
「自殺やないのか?」 「お前のせいで自殺したんや!」 「お前が殺したんや!」「殺人や!」
なんて言葉を農家のおじさんに浴びせます。
なぜ、わざわざそんな酷い事を言うのかはわかりませんでしたが、農家のおじさんはそれを気にしてみるみる痩せていきました。
かわいそうでした。
ほとぼりがさめた頃、60代のおばちゃん2人も辞めてしましました。
田んぼの管理をしてもらう代わりにタダ働きをするのは割に合わなかったみたいでした。
そして90代の老夫婦二人はほぼ同時期に天寿を全うされました。
そうして僕と一緒に働いていたメンバーは誰もいなくなりました。
でも、この農家のおじさんは基本的には悪い人ではないので、今も色んな人が文句を言いながらやってきて元気に営農しています。
おわり
