毎日、農場長の悪口を言っていた3人のおじさんのうち一人がとうとう辞めてしまいました。
もう一人はほとんど来なくなりました。
そして、最後の一人は『ワシはもうタマネギの皮むきはせん!』とストライキを起こしました。
仕方がないので、そのおじさんはタマネギの皮むき以外の仕事をしてもらうことになりました。
その結果、僕がひたすらタマネギの皮むきをすることになりました。
毎日、毎日ひたすらタマネギの皮むきをしました。タマネギの皮むきの才能があったのが私の運の尽きでした。
その頃、私は夜中にコンビニの仕事を始めました。最低賃金の仕事では借金を返しながら生活するのは厳しかったのです。
朝6時からタマネギの皮むきをして、夕方から少し自分の畑をして、夜12時までコンビニのアルバイトという生活が続き、『何をしているんだろう』と思うようになりました。