最終章、第四章は某農業法人での話です。最終章、第四章は某農業法人での話です。
農場長のここの農場だけでなく車で2時間ほど離れたもう一つの農場の農場長でもありました。
すごく大変そうです。
この会社はとある事件がきっかけで従業員がたくさん辞めてしまい人手不足になってしまいました。
農場長は「出世するチャンスなんです。」と言ってましたが。
そしてある日、僕もその農場でも働く事がありました。
10倍くらいの面積で大きな機械もありました。
ここでもビニルハウスでは葉物野菜、露地では人参を収穫していました。
そこの従業員の人たちと一緒に情報交換しながら仕事をしました。
「そっちはどんな感じ?」
さぐりを入れる感じで話かけられました。
「毎日、農場長と従業員がケンカしてます。」
「やっぱり!ここでもうまい事いってないのでそっちでもうまくいっているハズない!」
その帰り道、農場長に
「正社員になりませんか?」
と誘われました。
前述のようにこの会社は人手不足。
なのでどちらかの農場を僕に任せたいそうです。
ちなみに賃金はとても安い。
悩みました。
「給料安いけど元々お金で選んだ道でもない。」
「24時間365日死ぬまで働け!なんて言われるけど初めからその覚悟で農業の道に進んでる。」
「企業の方が大きな事ができて面白そう。」
「別に雇われて就農するのもいいか。」
と考える事もありましたが寸前で思い留まります。
「やっぱり世間的にイメージの悪い会社に就職するのは嫌だな。 」
「第四章 ブラック系?農業法人の章⑩」~タマネギの皮むきの才能~につづく
