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「第四章 ブラック系?農業法人の章➇」~農場長に案内をする~

ある日、

「パンチィーさんの畑と関わりのある農場を案内してください」と農場長に頼まれた。

僕の農業法人の仕事は朝6時から昼の3時まで。その後に他の農場の仕事や自分の畑の作業をしていた。

まず、定年後の農家さんの農場を案内した。

すると、定年後の農家さんは

「うちのお米買ってくれ!」

と言い始めました。

「やっぱりコシヒカリ使わないとだめだぞ!あんたのところはどんな米を使っているんだ?」

と交渉しはじめました。

親会社である飲食店で使うお米の交渉。

「うちは美味しくなるように色んな品種をブレンドしています」

と農場長が答える。

すると、

「おまえのところ、ブレンド米を使っているのかーー!!!」

と定年後の農家さんが大声で騒ぎ始めた。

それを聞いて農場長は怒ってその場を去った。

「この人とは関わらないことにしました」

と言われた。

次に、女性牛飼いさんの牧場を案内した。(※女性牛飼いさんとケンカして別れる前)

女性牛飼いさんは

「この堆肥を使ってくれ!」

言い始めた。

牛の糞尿の処理は牛飼いにとっての課題。

しかし、堆肥というものは本来なら牛の糞尿を時間をかけてしっかり発酵させたものなのだが、これは出したてホクホクの状態。

農場長は

「これは堆肥ではありません!うんこです!」

と言って断った。

最後に、僕が耕作している畑を案内した。

前日の雨の影響で水が溜まっている状態。

「ハハハハハ!!!これはひどい畑ですねー!!!」

と笑い飛ばされた。

「こんなことしている暇があったら、うちでもっと働いてください!」と

嫌な人だなと思った。

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑨」~正社員に誘われる~につづく