最終章、第四章は某農業法人での話です。
外の畑ではおじいさんが一人で永遠と除草作業をしていました。
管理機という機械を使ってタマネギ畑の畝と畝の間に生えている草を除草しています。
このおじいさんもかなり高齢のようで動きが遅い。
少し進んでは止まって、進んでは止まってを繰り返しています。
見てて危なっかしい。
「高齢者一人で作業してて大丈夫ですか?」
と聞いてみました。
「あの人は鉄人なので大丈夫なのです!無限に働けるのです!!」
コワい考えだと思いました。
僕は畑の周りの草刈りを任されました。
20センチほどの短い草でした。
「社長がうるさいんです」
大きな企業は注目されやすいのでちゃんとやっているというアピールの為にこまめに草刈りをしているそうです。
農場長は事務所に戻りました。
草刈りをしながらおじいさん大丈夫か見てみると、いなくなっていました。
探してみると車の中で休んでました。
農場長の目を盗んでしっかりサボってるようです。
安心しました。
「第四章 ブラック系?農業法人の章➇」~農場長に案内をする~につづく
