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「第四章 ブラック系?農業法人の章③」~あやしい建物~

この会社は飲食業で大きくなった会社。

その資金で農業にも手を出している。

農場長に農場を案内してもらう。

農場の面積は1ha(1万㎡)弱。

農業法人にしてはすごく小さい。

最初に見せてもらったのは一番広い畑で、3反(3000㎡)の広さ。

ここは一面にタマネギが植えてあった。

次に3棟あるビニルハウスを見せてもらった。

ここではほうれん草と水菜が芽を出していた。

他の畑は借りたばかりでまだ手つかずのようだ。

『10年かけてやっとここまできました』

有機農業でやってきたので、最初はうまくいかなかったけど、やっとまともに栽培できるようになってきたそうだ。

そして、

『ここも一応見ておきましょうか』

と農場長は見せたくなさそうに小屋を指さした。

扉を開けると「ツン」とする刺激臭が鼻の奥を刺す。

「第四章 ブラック系?農業法人の章④」~タマネギ小屋と3人のおじさん~につづく