3流格闘家だった「パンチィー山内」が引退後、就農を目指すも数々の失敗を繰り返してきた話を書きます。
第三章は女性牛飼いさんでの話です。
第二章の農家さんとの「ケンカ別れ」につづきまたしてしまいました。
僕は普段怒る事がありません。
言われた仕事を真面目に素直にやります。
最低賃金より安い給料でも働きます。
「なめられているんだ。たまには怒らないといけない。」
そう思って スマホで食品乾燥機のカタログのページを開いて女性牛飼いさんのいる牛舎に問い詰めにいきました。
「カタログに載っている値段より高いのですけどどういう事ですか?」
「しらん!ワシはその値段で買ったんや!」
「いや、しかも中古でしょ?」
「使ってへんから新品と一緒や!」
らちがあかないので僕はキレてみる事にしました。
「おかしいやろ!!こんなんボッタくりやろが!!」
怒鳴ってみました。
少しはひるむと期待しましたが、、、、
「〇☆△×□☆〇△×□!!!!!!!!!!!!!!!!」
鼓膜が破れるかと思うくらいの怒声が牧場に響きました!!
何を言ったか聞き取れないレベルの大声です。
その後も討論はつづきますが、相手は引かない。
とうとう僕もめんどくさくなって結局言われた金額を払う事にしました。
「もう一生ここでは働かへんからな!」
これが僕のせめてもの抵抗でした。
「第三章 女性牛飼いの章㉑(最終回)」~大きな損失~につづく
