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「第二章 のんびり定年後農家の章③」~はじめての給料~

そんなある日、従業員のブラジル人が定年後農家さんの家に怒鳴り込みにきた。

「給料がない、おかしい!給料をくれ!」

すると、そのブラジル人にだけ給料が支払われるようになった。

文句を言えば給料がもらえる仕組だと思って、僕も試しに文句を言ってみた。

すると、

「それならあっちいけ!」

と言われ、近所の和牛農家の仕事を紹介されました。(※ここでの話は次の章。)

そこでは、牛の堆肥(牛の糞尿を山積みにして発酵させたもの)をダンプで運んで、定年後農家さんの田んぼに入れる仕事をした。

内容的には定年後農家さんの仕事なのか、和牛農家さんの仕事なのか分からない仕事だったが、和牛農家さんから給料が支払わた。

農業の仕事を始めて1年。初めてお金がもらえた瞬間だった。

そして、また事件が起こった。

定年後農家さんの農場の近所にある工場が燃えた。

第二章 のんびり定年後農家の章④」~憧れのマイ田んぼ~につづく