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第10回「オンラインサロン」

「与えるものこそ成功する」
そのコンセプトに興味を抱いてオンラインサロンに入会しました。

参加者がGIVEをし合うオンラインサロンです。

主催者は元々売上50億円ほどのコンサル会社の社長。

自己破産の経験をして、今は「境目研究家」と名乗って活動されています。ビジネスにおいても境目は大事。



境目研究家さんは昔は「中小企業の新卒採用」を商品にしていましたが、時代が変化した今は「雇わない経営」を推奨されています。
僕もその影響も受けて雇用するのを止め、一人で運営できる方法を考えました。


また、境目研究家さんはビジネスで大事なのは「商品開発」と「集客」と言われます。

「さて、自分の商品は何だろう?」「オリジナルの加工品でもつくるべき?」

と考えましたが、僕の商品は「丹波農産物の品揃え」だと気付き、そこに集中する事にしました。


集客方法は毎週休まず、同じ場所で同じ時間に野菜を売るだけ。
この集客方法が広告よりもSNSよりもテレビよりも効果あると感じました。(この時期テレビで特集組んでもらいました)


それに、境目研究家さんは「ヒトは生きるために必要なものは高く買わない」と言います。

八百屋は「生きるために必要なもの」を売る商売。そこにやりがいを感じていたので悩まされました。

加工品なら生きるために必要ではないものも多いかと、色々販売してみましたが、野菜を求めている客層に加工品はなかなか売れない。

そこで、農産物の中で「生きるために必要なもの」から遠い「果物」に力を入れる事にしました。
丹波だけでは果物が足りないので卸業者さんに頼んで全国から良いものを探してもらったり、SNS等で知り合った生産者から仕入させてもらいました。

そうして丹波野菜で集客して果物で売上を上げるビジネスモデルになりました。

さらにこの年は卸業の取引先も増え、いっきに売上が上がりました。

7年目の売上2000万円

第11話「潰れていく八百屋たち」つづく