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第6話「百貨店前編」

マルシェの出展者仲間に紹介してもらったのは百貨店との仲介役になる帳合会社。

その会社の提案で京都にある百貨店の入口の広場で売らせてもらうことになりました。

百貨店前だけであって日本人も外国人もたくさん歩いています。外国人でも数字さえ喋れたら何とかなります。渋柿の説明だけには困惑しましたが。

しかし、初回は3万円の赤字からのスタート。

毎週休まず同じ時間に販売し続けていると固定客がついてきて売上が伸びてきました。

そうしていると、次は神戸の百貨店の産直コーナーに野菜を納品させてもらう話がきました。

納品できる品目、数量はこちらの要望をできるだけ応えてくれます。

しかし、店に立ってお客さんに売り込みをしないといけないという条件。本当はお店の人がするべき仕事を僕たち納品業者がタダでするというカタチになるのでどう計算しても採算が合いません。

それでも、この販売現場に興味があったのでやってみる事にしました。

いくらで納品した野菜がいくらで販売されているのかをチェックしたり、従業員の野菜を取り扱い方を観察するのも勉強になります。

バックヤードも自由に使わせてもらったので、そこで試食をつくったり色々な販売方法を試してもらいました。

一通り勉強になったので、この売り場はキリが良いところで撤退しました。

そうしているとまた、新しい話が。京都の百貨店で催事場での販売の話でした。

4年目の売上げ1000万円

第7話百貨店後編につづく