
この本では人間の特徴を
ギバー(与える人)とテイカー(受けとる人)とマッチャー(バランスをとる人)の3パターンに分類して説明されています。
・ギバーは見返りなど関係なしに先に人に与える。助けた人がお返しをしてくれると考えない(恩送りの思想)。特徴としてはゆるい話し方、控えめな言葉を使う。
・テイカーはギブする事もあるが、それは自分の利益を取る手段としてギブをする。自分を偉く見せて有力者に取り入るそうです。特徴としては強気な話し方、独断的、一方的な人。
・マッチャーは利益、不利益のバランスをとる。人に親切にしてもらうためにネットワークをひろげる人。
ギバーこそが成功すると書かれていますが、それが現象として起こるのに時間がかかるそうです。
また、成功するギバーは自己犠牲でなく他者志向性(みんなの幸せのために)があると書かれています。
ただ、ギバーは手強いテイカーと出会ったらズタボロにされてしまうので、悪いテイカーには敏感にならないといけません。
そして、本の中では「ギブすること」は誰のなかにもある本能、本性であることは間違いない。人間としてもっとも幸せな姿勢とも書かれています。
僕の考えとしても、ホモサピエンスが生き残るにはギブの精神がある方が種全体が生き残る可能性が髙いと思うので、ホモサピエンスのDNAにはギブの精神が組み込まれていて、ギブをする事でより幸せを感じるようにできていると思っています。
という事で僕もできるだけギバーであり続けたいと思います。また悪いテイカーに騙されないように気を付けながら。