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「第四章 ブラック系?農業法人の章⑤」~利害の一致~

最終章、第四章は某農業法人での話です。

「第四章 ブラック系?農業法人の章④」~タマネギ小屋と3人のおじさん~のつづき

「どんな仕事がしたいですか?」

「僕は将来独立して農業したいので仕事しながら色々学びたいです。」

「それなら経営に関わる仕事がいいですね。」

そうして仕事内容は事務仕事を半分、畑仕事を半分する事になりました。

朝6時に出勤して前日の農作業とタマネギの皮むきの日報を回収してパソコンに打ち込みます。

それを本部に送信して本部からのメールもチェック。

それから野菜の受注を確認して出荷リストを作成し従業員の作業日程も作成。

他には備品の発注、経費の打ち込みなどなど。

「稟議を提出するのでこのデータまとめてください」

と頼まれた時は「稟議ってなに?」て思いながらデータをまとめました。

とにかくアルバイトにこれだけまかせても大丈夫?と思うくらい仕事をまかされました。

どうやら、こっちは勉強がしたい。向こうは安い賃金で最大限働いて欲しいという利害が一致していたようでした。

給料は最低賃金(当時は776円)でしたが、これまでお金を払って労働、タダで労働、最低賃金以下での労働だったのでそれらに比べると最高の環境でした。

(・「第一章 悪い有機農家の章③」~変な出資を要求される~  

「第二章 のんびり定年後農家の章①」~農業はタダ働き?~   

「第三章 女性牛飼いの章⑰」~労働基準法が適用されない農業~ 参照)

さらに、ここはお弁当工場なのでそのお弁当が従業員価格で食べられたのはとても助かりました。

「ブラックと名高いけど大した事ないな。」

その時はそう思いました。

昼食を食べた後は屋外で畑仕事。

2人のおばあさんと1人のおじいさんが畑仕事をしていました。

つづく